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スポーツメディカル特集

第二回:応急処置の基礎知識 その2 「いろいろなトラブルへの対処法をマスターしよう」

監修:日本臨床整形外科学会(あなたの町のスポーツドクター

手足に多いケガへの対処法

ラクな姿勢をとらせ患部を保護する

突発的に身体に大きな力が加わったり、疲労などによってもケガは起こります。まず痛みのない姿勢をとらせ、患部を保護、固定し、早めに医療機関を受診することが大切です。

こむらがえり

一般的に「つった」と表現される痛みのことで、ふくらはぎによく起こります。

応急処置

以下のいずれかの方法で痛みや「つり」を緩和することができます。一度起こすとクセになりやすいので、ウォームアップとクールダウンを徹底して十分に行いましょう。

  1. [1] 「つって」いる筋肉とヒザをゆっくりと伸ばす
     (つま先を起こすように上げる)

  2. [2] 「つって」いる筋肉を強く圧迫する

  3. [3] 「つって」いる筋肉のまわりをやさしくマッサージする
     (筋肉のまわりを全体的に)

突き指

突き指は軽視されがちですが、指の関節のネンザや、腱・靱帯の断裂、脱臼、骨折などが生じていることがよくあります。
腫れがひどく、皮膚が紫色になっている場合は骨折も疑われます。
突き指をしたら、引っ張ったりせず、ケガをひどくしないように注意しましょう。靱帯や腱・骨が傷ついていたら、乱暴な処置はケガをひどくすることもあるので注意が必要です。

応急処置

突き指の場合は、まず固定。そして冷却です。違和感が続く場合は、整形外科医を早めに受診しましょう。

  1. [1] 副木などの添え木で患部を固定

  2. [2] 副木などの添え木が無い場合は、
      軽く曲げた状態にして指2本をテーピングで固定

  3. [3] 氷やアイスパックなどで冷却

脱臼

外から見ても脱臼とわかる場合は、関節がズレた感じと激しい痛みがあるので身体を動かすこともできません。
しかし、完全に脱臼しなくても「はずれかけた」状態、あるいは「はずれたけれどすぐに戻った」という"亜脱臼"の場合、整形外科を受診しない人も多くみられます。
脱臼・亜脱臼は適切な治療を受けないとクセになりやすいので、特に最初の脱臼、亜脱臼の際は、必ず整形外科で診断と治療を受けましょう。

応急処置

固定と冷却を続けながら、できるだけ早く整形外科で適切な処置を受けてください。
脱臼は時間がたてばたつほど元に戻すのが難しく、神経を圧迫してシビレや麻痺が発生することもあります。

  1. [1] 患部を動かさないようにきちんと固定する

  2. [2] 患部に氷やアイスパックをあてて冷やす

肩関節を脱臼したときは、まず三角巾などで腕をつる。
肘の関節を90°にし、腕が胸の前に来るようにする。
三角巾がなければ、大きめのタオルや風呂敷などで代用可。

さらに腕が動かないように、幅が広い包帯やタオルなどで身体と一緒に固定する。
痛みのない姿勢を保てるようにすることがポイントです。



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