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スペシャルインタビュー

第一回:東京スポーツ・レクリエーション専門学校 顧問:妻木充法さん

トレーナーと聞けば何となく格好いいでしょ。でも、実はとてもハードで神経を使う仕事なんですよ。

 

妻木:

トレーナーに必要なものは何だと思いますか?

★気力と体力ですか?

妻木:

その通りですが、ある意味で一番大切なのはバランス感覚なんです。パーソナルトレーナーの場合、人間関係は個人対個人になりますよね。
でもチームスポーツの場合は、監督・コーチ陣と選手がいますから、トレーナーはその間にはさまれてしまうんですよ。試合やトレーニング中はもちろん、選手のフリータイムにまで付き合うことになりますから、チームの一員としての顔と、トレーナーとしての顔があるんです。

★どちらが大切なんですか?

妻木:

もちろん両方です。ただ、どちらからにウエイトをかけすぎると自分を見失うことにもなりかねないので、うまくバランスをとらないと職務をまっとうすることができません。それで気を遣いすぎて胃潰瘍になる人が意外と多いんですよ。僕は大丈夫でしたけど。

★一人前のトレーナーになるには、どのくらいかかるのですか?

妻木:

個人差がありますけど、ハイレベルの施術をコンスタントにできるようになるには、それなりの時間はかかります。僕の場合、自分で納得できるようになったのはつい最近のことですよ。今でこそ手際よく治療を行えますけど、そうなるまでは、よく妻に実験台になってもらいました(笑)。いいアイデアが浮かんでも選手の身体で試すわけにはいきませんからね。

●ツーリングで気分転換

僕、バイク好きなんです。20年以上前の話ですが、サイドカー付きのバイクに乗っていました。妻と子どもを乗せて、一家でツーリング。

でも妻が、サイドカーに乗ることは恥ずかしいことだと気づいて、しまいには乗ってくれなくなりました(笑)。今は手放して、250ccのスクーターに乗っています。



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