バトルウィンドットコム:スポーツテーピング・メディカル情報の総合サイト

battlewin


スポーツメディカル特集

第一回:応急処置の基礎知識 その1 「RICE処置をマスターしよう」

監修:日本臨床整形外科学会(あなたの町のスポーツドクター

RICE処置のやり方

ステップ1:Rest〔安静〕

ケガをしたところを動かさず、安静に保つ

ケガをしたとき、無理にカラダを動かしたり、足首や膝だと体重をかけるようなことをすると、痛みが増したり、ケガが悪化することがあります。ケガをしたら、まず患部を動かさないように、体重がかからないようにすることが大切です。
手近にテープや厚紙、板きれなどがあれば積極的に固定することも良いでしょう。 また上肢では三角巾の代わりにタオルなどで固定しても良いでしょう。

痛まない姿勢で患部を休ませる

ステップ2:Ice〔冷却〕

患部を氷で冷やして痛みを緩和、
「血管を収縮させて」内出血や炎症を抑える

次にアイシングで患部を冷却します。患部やその回りを氷で冷やすと、痛みが軽くなり、内出血や炎症を抑えることができるからです。最も一般的なのは、ビニール袋の中に氷を入れて患部にあてるという方法です。患部に氷をあてていると、ピリピリとした痛みが出てきて、やがて無感覚になります(約15〜20分)。そうなったら、いったん患部から氷をはずし、再び痛みが出てきたら氷をあててください。これを24〜48時間ほど続けます。

なるべく患部に直接氷をあてずに、アンダーラップを巻いたり、アイスパックをタオルで巻いてからあてるようにする


注意

冷やし過ぎると凍傷になる恐れがあるので、氷を直接あてずに、患部をアンダーラップで巻いたり、アイスパックにタオルを巻いてからあてるようにしましょう。ゲル状のアイスパックや冷却スプレーなどを使うと便利ですが、ものによっては冷えすぎることがあるので注意が必要です。

ステップ3:Compression〔圧迫〕

包帯などで圧迫して、出血や腫れを防ぐ

患部を圧迫すると、出血や腫れを防ぐことができます。足首のネンザなどで腫れがひどくなると、痛みが強くなり、それだけ治るのにも時間がかかります。弾性包帯(伸縮包帯)やテーピングなどで患部を適度に圧迫しながら巻くといいでしょう。足首のネンザなどでは、パッドを圧迫したい部分の形に切って患部にあて、その上から弾性包帯やテーピングで巻く方法も用いられます。これはSTEP2のアイシングの前に行うことや、氷を患部に固定するときに同時に行うこともあります。

患部にパッドなどをあてて弾性包帯やテープで強く巻く。ときどき指先などをつまんで感覚や皮膚・爪の色をチェックする


注意

圧迫が強すぎると、血流を悪くしたり、神経を圧迫することがあるので、巻く強さを加減しましょう。患部の先が青くなったりシビレが出てきたら、いったん緩めて青みやシビレが取れてから再び圧迫します。圧迫している間は、つねに圧迫している部位から先の手、足の指の色や感覚をチェックしましょう。

ステップ4:Elevation〔挙上〕

患部を心臓より高い位置に保ち、内出血を防ぐ

できるだけ患部を自分の心臓より高い所に持ち上げます。こうすることで内出血を防ぎ、痛みを緩和することができます。イスや台、クッションや枕など、手頃な高さのものを探して、患部をのせておくといいでしょう。

手頃な高さのものの上に患部を乗せる




ニチバン Copyright© 2006 Nichiban co., ltd. All rights reserved.