テーピング基礎講座
マネージャーのための テーピング講座
部活マネージャーに
覚えて欲しい選手のケガと、
テーピングを基本的な巻き方でご紹介。
事前準備
テーピングの基本学習
マネージャーをやってみようと決意したその時から、テーピングの知識が少なからず必要になってきます。何からはじめたらいいのだろうという方のために、バトルウィンドットコムでは初級テーピングのページを用意しています。ぜひそこから初めてみてください。
- テーピングの考え方と効果 テーピングの概念を最初に理解しておきましょう。
- テーピング巻き方 基礎編 繰り返しでてくるの専門用語や基本の巻き方を事前に学んでおきましょう。
練習・試合前
選手のケガの把握
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部活マネージャーの仕事は、スポーツの種類によって変わりますが、ケガの予防については基礎知識として知っておく方がよいでしょう。
選手の過去のケガの状態を知っておくことはとても重要で、練習や試合前に予防のテーピングを行うことで再発を軽減することができます。正しいテーピングを身につけ、チームのサポートのできるマネージャーを目指してください。
- 注意点
- ●練習に出られないような痛みやケガは、整形外科医の指示に従いましょう。
- ●医師に特に問題がないと診断された場合は、顧問の先生とともに判断しましょう。
ケガの予防・再発防止
練習や試合に参加可能なメンバーは、心配や不安のある部位を把握して、事前に適切なテーピングの巻き方を用意しておきましょう。
覚えておきたい予防の巻き方
更に知っていると役に立つ巻き方
ケガや痛みのある選手は
ケガや痛みがあり、医師・顧問の判断のもと、試合に参加する選手は、患部のテーピングの巻き方を参考にしてください。
テーピングテープやメディカルグッズの管理
試合や、練習中のケガ・傷害にすぐ対応できるように、テーピングテープの種類や、メディカルグッズを確認、準備しておきましょう。
テーピングテープ
テーピングテープには「伸びないテープ」と「伸びるテープ」があります。「伸びないテープ」は強い固定・圧迫。「伸びるテープ」は、関節の可動制限・固定・圧迫と考えるとわかりやすいでしょう。
事前にテープを用意する場合は、スポーツテーピング内にあるスポーツ別の巻き方を見て、使用されているテープを参考に揃えてください。
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伸びない
非伸縮テープ
テーピングテープ
(非伸縮)製品情報へ -
伸びる
伸縮テープ
テーピングテープEL
(伸縮)製品情報へ
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それぞれの製品にはテープ幅のサイズ違いが用意されています。サイズ幅を選ぶ際は巻き方ページで使用されているサイズ、またはパッケージにある写真の部位を参考にしてください。
部位別にいくつかサイズを用意するのがベストですが、1本で様々な部位を使い分けたい場合は、例えば50mmを用意し、指など細い部分に巻く場合はテープ幅を縦1/2にカットして25mmのテープ幅で使う方法もあります。手切れができないテープの場合ははさみでカットしてください。
専用はさみ
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テープの刃先のガード機能や、ベタつかない加工など、テーピングのサイズカットに最適な専用はさみです。
手で切ることのできないテーピングテープのカットに便利です。
テーピングの練習
- テーピングは巻き方にコツが必要です。同じテープでも強めに巻くと固定力・圧迫力が上がり、弱めに巻くと固定力・圧迫力が下がります。また、選手の好み(巻き心地)も関係してきます。特に関節などの動く部分(可動部)の固定・圧迫(可動制限)の仕方によっては動きにくくなってプレーに支障をきたす場合がありますので注意が必要です。テーピングを巻いた時の硬さや、動きの制限を一度自分でも体験しておくと良いでしょう。
現場で巻き方を確認する準備
スマートフォン・タブレット
または、プリント等を用意しよう
- 巻き方を事前に勉強しても、マネージャーの仕事はたくさんありますからすべて覚えることは大変です。できるだけ練習場や試合場で巻き方を確認できるように、スマートフォンやタブレットがあると便利ですが、持っていない場合は必要な巻き方をプリントしておきましょう。
よく使用する巻き方はマイメニューに登録
バトルウィン TMドットコムでは、自分がよく使う巻き方をMY MENUとして登録できます。ケガや傷害の多い巻き方は事前に登録しておきましょう。
練習・試合中
ケガの応急処置
RICE(ライス)処置を覚えよう
応急処置の基本であるRICE(ライス)処置は、練習や試合に必要になる知識です。
RICE(ライス)処置は内出血や腫れ、痛みを抑える。あるいは、打った、ぶつけた、ひねった、引っ張られた、などスポーツで起こりやすいケガの多くに対応できます。
応急処置の後は
RICE(ライス)処置をした後は病院へ
重いケガの場合でも、適切なRICE(ライス)処置が必ず必要ですが、あくまで応急処置のため、かならず整形外科か、スポーツ医を受診させてください。
遠征など、遠隔地での練習や試合の場合は、地元の病院を把握しておくことで、もしもの場合にスムーズに対応できます。